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2024年 金沢大学 理系数学

清水

進学個別指導塾ノエクリ小松校舎です。

先日行われた金沢大学の理系数学についての分析を行いました。

 

2024年 金沢大学 理系数学

 

大問1 微積

全体を通して、基本的な微分・積分の計算が求められました。

(2)の積分は、指数関数と三角関数の基本的な部分積分であったが、場合分けに注意したいところでした。

(3)の問題は、どの区間の積分の値かが分かれば、そこまで難しくはなかったと思います。

部分積分での符号に気をつけて計算を行えば、完答出来る問題だと思います。

 

大問2 複素数

文字が多く、複雑に感じるところもありましたが、問われていることに対して、1つ1つ丁寧に計算を行っていくことが求められる問題となりました。複素数の問題というよりかは、式変形が上手く出来るかが問われる問題となりました。

 

大問3 ベクトル

面積はすぐに求められましたが、体積を求める際に、高さを求めるのに、苦戦した受験生も多くいたのではないかと思います。

一見、よく見る問題と同じように求めていけると感じますが、それだけでは、求めることが出来ず、ベクトルで解くというよりは、図形的に解くことが求められた問題でありました。差がつく1問になったのではないかと思われます。

 

大問4 数列と極限

解けない数列であり、(1)(3)までは、出来ておきたい難易度でありましたが、(4)の不等式の証明に苦戦した受験生は、多くいたのではないかと思います。証明したい形から逆算して何を証明したいかを考えることがとても重要な問題となりました。

最後の極限の値を求める問題は、解けない数列と極限の問題では、よく見る形となりますので、極限の値だけを求めることは難しくはなかったと思います。

 

問題全体を通して

大問3の体積を求める問題と大問4の不等式の証明の問題は、時間内で解くことは難しかったと思いますが、その他の問題は、標準的な問題となりましたので、そこを確実に取れるかが求められる問題となったと思います。

 

金大の受験を考えている高校生へ

 

金大の数学は、標準的な問題が多くありますので、まずは、チャートやfocus goldといった網羅系参考書の例題を出来るように日々の学習をしていくといいと思います。数学が苦手な方は標準問題までを、数学が得意な方は応用問題までを出来るようにすることを目標に取り組んで頂きたいと思います。

まずは、自分の苦手なところを出来るように、取り組みましょう。

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投稿者

清水

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